休職して仕事から離れたところ発作が出なくなった。ストレスが原因になっていた。【dさんの場合】
目次
喘息を忘れるほどだったのに、突然再発しました。
私自身の喘息の体験についてお話させていただきたいと思います。
私は幼稚園の頃から小児喘息を発症し、高校生の頃までは季節の変わり目や、気候の変化により何度か発症していましたが、この時はごく軽度で特に気に病む程ではありませんでした。
20歳を超えると1年に1度も出ない年もあるほどで、自分が喘息持ちであったということすらも忘れてしまうほどでした。
しかし、昨年の末頃から喘息が毎日の様に出るようになり、どんなに薬の種類を増やしても、強い吸入器を使っても毎日の息苦しさが収まることはありませんでした。
多くの薬を服用していたが、なかなか症状は、なかなか良くなりませんでした。
一番ひどかった時期に使用していた吸入器は予防用にフルティフォーム、サルタノール、服用していた薬はブランカスト、テオドール、セチリジンを毎日服用していました。
フルティフォームを使う前はアドエアを予防薬として使っていたのですが、どうしても粉っぽさが苦手だったのですがフルティフォームだと粉っぽさも少ないですし、朝、晩も使用することで少し息苦しさが緩和されていたように感じます。
サルタノールは吸入してから5分ほどで楽にしてくれました。しかし、1日4回までしか吸入出来ないという制限があるので、1日中息苦しさを感じていたときは使用制限があるときに不安を感じるときもありました。
医師の方と相談しながら薬を替えてみたり薬の量を増やしてみたりと試行錯誤してみましたがなかなか症状はよくならず、理由も分からないままただただ時間だけが過ぎていくばかりでした。
休職したら薬を飲まなくても発作が出なくなった。原因はストレスでした。
喘息により仕事にも支障をきたすようになり休職をすることにまでなってしまいました。休職になってしまったときは落ち込みましたが、そのおかげでわかったことがあります。
喘息の原因はストレスでした。この頃私は転職により職場が変わり、自分でも気づかないうちに仕事に対してストレスを感じていたのです。職場を離れ、仕事のことを一時期考えないように生活を送っていったところあれだけ服用していた薬を飲まなくても発作がでなくなったのです。
喘息とストレスの関係性がどれだけ強いか、そしてストレスの少ない生活を送ることがどんなに強い薬よりも効果があるのだと身をもって知ることが出来ました。
定期的に通院して喘息と上手に付き合っていくことが大事。
そして、喘息は発作がでなくなったからといって自分の判断で通院をやめることがどれだけ危険か、ということも今回しっかりと思い知らされました。
喘息が完治する、ということはありません。ですが、しっかりと定期的な通院を続け、自分にあった吸入器をお守りとして持つなどし、喘息とそしてストレスと上手に付き合っていけば決して怖いものではないのだということが分かりました。
本当に毎日息苦しさでつらい時期もありましたが、ストレスのない生活を送ることで今は安定した毎日を過ごせています。
(管理人からコメント)
dさん、体験談を、お寄せいただきありがとうございました。
ストレスの影響を、軽く見てはいけないということが、よく分かる体験談でした。 吸入薬など、どれだけ薬の服用による治療を工夫してみても、なかなか喘息が改善しない、治っていかない、治まらないという場合は、大きなストレスが自分にかかっていないか考えてみる必要はあるようです。
ストレスについては、喘息の治療を行う医師には、なかなか手の届かない範囲であり、できるとすればアドバイスをしてもらえるぐらいのことですよね。
実際に、うまくストレスをコントロールしていくのは喘息患者本人にしかできないことです。
考え方や、環境を変えてみるなどの工夫をしていくことで、ストレスを軽減させていくことも学んでおきたいものですね。
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