即時型ぜんそくと遅効型ぜんそく

即時型ぜんそくと遅効型ぜんそく

アトピー型ぜんそくには、即時型ぜんそくと遅効型ぜんそく反応という2段階に分かれた発作があります。

 

即時型ぜんそくはI型アレルギー反応といいます。
1980年年代以降、喘息の発作には2段階あることが判明してきました。それが、即時型と遅効型といわれる発作です。

 

■即時型
アレルゲンの侵入

マクロファージがヘルパーT細胞に情報を伝達

ヘルパーT細胞が情報伝達物質インターロイキン4(IL−4)によりB細胞にIgE抗体を作らせる

肥満細胞上でIgE抗体とアレルゲンが反応し肥満細胞を刺激

活性化した肥満細胞が化学伝達物質(ヒスタミン、ロイコトリエンなど)を放出

ヒスタミン、ロイコトリエンなどなどにより気道平滑筋の収縮などが起こる

気道が狭くなる

発作

 

即時型反応の場合、数分から30分ぐらいでアレルギー反応を起こします。アレルゲンが侵入してから短い時間でアレルギー反応が起こる即時型の発作は、一時間ぐらいで収まります。

 

■遅発型反応
この即時型反応が収まった後に、遅発型反応といわれるアレルギー反応が再び起こってしまいます。この遅発型には好酸球が関わってきます。この遅発型反応はアレルゲンの侵入から3時間から8時間して起こります。

 

■好酸球
好酸球というのは、かなりやっかいそうですね。好酸球がアトピー型でも非アトピー型の喘息であっても悪さをしています。

 

気道に好酸球などが集まってきて、ロイコトリエン・PAF・MBP・ECPなどを放出します。そして、気道粘膜に炎症を起こすことになります。このとき粘膜上皮は壊されてしまい、剥(は)がれてしまいます。

 

■喘息発生のメカニズムを知るということ
これらのアトピー型の発作発生の原因を知れば、すぐに喘息が治るわけではありませんが、なにが原因で喘息が発生しているのかを検査により特定し、適切な治療を行い、自身の喘息をコントロールし、完治を目指すという段階を踏んでいくためには、知っておいてもいい知識かと思います。

 

医師とのコミュニケーションのときにも役立つのではないでしょうか。