咳がでていても喘息でない場合

咳がでていても喘息でない場合

喘息の症状は、咳や喘鳴、息苦しい、痰がからむなどですが、同じような症状がでることがあっても、喘息ではない病気が原因ということもあります。

 

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

身体を動かしているときに、息苦しくなり息切れを起こしたりします。

 

肺気腫や慢性気管支炎が原因で、咳き込む・痰がでる、息切れを起こすなどの症状がでます。

 

肺気腫は、肺胞が破壊されて、一つとなってしまい弾力がなくなって、肺胞がふくらんだままの状態となるなどのことで、肺が本来もっているガス交換の機能低下を招き、身体を動かすときに酸素不足になってしまいます。

 

慢性器官支炎は、慢性的な炎症が気道の粘膜に発生していて、痰が増加し息がしにくい状態になることです

 

 

気胸

肺を覆っている胸膜がやぶれてしまい、胸腔の中に空気がたまり肺を圧迫する状態となり呼吸困難に陥ることになります。

 

この気胸のような症状が、よく医療漫画や海外ドラマなんかで取り上げられていますね。

 

すご腕の医師が、医療の設備が整わないところでの緊急の治療のとき、ストローとかボールペンを胸にさして治療するというシーンがでてきます。

 

主人公の医者の腕が、すぐれているということを描写するのに、この気胸のような症状の治療方法が出てくるのではないでしょうか。

 

実際に、こうした治療が行われたことがあるのかどうかは分かりませんが、おそらく緊急で仕方がないときには、こうした方法が有効とされているのではないでしょうか。

 

普段、喘息の発作で苦しんでいる人が、自然気胸で突然息が苦しくなってしまうことがあるとすれば、ちょっと怖いですね。

 

普段から発作で苦しいものだから原因が気胸だったとしても我慢して病院に行くのが遅れるということがないようにしたいものです。

 

 

 

過換気症候群

極度の緊張や不安、恐怖、ストレスなどがきっかけとなり、浅く早い呼吸となるために、過呼吸発作となり呼吸困難となってしまう状態です。

 

手足や口周辺のしびれなどが起き、その不安によって、さらに息苦しくなってしまうということになるとされています。

 

これは、血液中の二酸化炭素が減少することによって、血液がアルカリ性に傾いてしまうためです。

 

このアルカリ性に傾き体液のバランスが崩れる状態を、呼吸性アルカローシスといいます。

 

この状態って、過呼吸っていいますよね。

 

たぶんドラマかなにかで、強い不安にとらわれた人が、息苦しくなり、まわりが「どうしたの?」と騒ぎさして、知識のある人が「これは過呼吸だ!」と言い、なにか袋を口にあててゆっくりと呼吸するんだ、気持ちを落ち着けるんだって言って、過呼吸になった人を救うというシーンがありますよね。

 

過換気症候群は、ああいう感じなんでしょう。たしかに、突然の喘息の発作で息苦しくなって、しゃがんでしまっている人の状態と似ている感じはします。

 

あと、この過呼吸、鳥居みゆきもなるらいしですね。今もなるのか分かりませんが。舞台に上がる前、緊張のあまり、過呼吸になるそうです。鳥居さん、大丈夫かな…

 

 

 

肺水腫

心臓喘息といわれることもあるほど喘息の症状と似た症状を起こします。

 

ゼイゼイとなる喘鳴や寝ている状態より起きているほうが呼吸がしやすい、運動すると発作で呼吸困難となるなどの喘息のような症状がでるわけです。

 

これは、うっ血性心不全といわれる病気が原因となっているとされています。

 

うっ血性心不全とは、心臓のポンプ機能の低下により血液がうまく循環しなくなって、肺に液体成分がたまる結果となります。そのために肺水腫となります。

 

その他

 

その他にも肺ガン・気管支ガン・気管支拡張症・肺結核・肺炎・ブロンコリア・逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)・心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)後鼻漏(こうびろう)などなどがあります。

 

よく似ている症状の病気として「せきぜんそく」というのもあります。これについては別ページで解説します。