アトピー型と非アトピー型

アトピー型と非アトピー型

喘息には、小児ぜんそくと成人喘息があり、そのなかでもアトピー型と非アトピー型といわれるものがあります。

 

アトピー型の喘息とは、特定のアレルゲンによって発作がおこっている喘息をいいます。

 

アトピー型の場合、なにがアレルゲンなのか特定することができます。アレルゲンとは身体の免疫システムを過剰に反応させてしまう原因となる物質のことです。

 

アレルゲンには、ハウスダスト(ほこりなど)・ダニ・カビ・花粉・食品(卵・大豆・米など)・ペットなど動物の毛などがあり、その数は200種類以上もあります。

 

■血液検査
アトピー型喘息はアレルゲンが原因となっているわけですが、検査は一般的にRAST(ラスト)法という血液検査を行います。

 

このRASTによって、アレルゲンを特定します。

 

MAST(マスト)法という検査方法もあります。MAST法は、同時に多くの種類の特異的IgE抗体の測定ができる検査法です。

 

■皮膚反応テスト
アレルゲンの特定には、血液検査のほかにも、・プリックテスト・スクラッチテスト・皮内テストなどの皮膚反応テストが行われることもあります。

 

■非アトピー型とは
非アトピー型は、アレルゲンが特定できないけれど、アトピー型と同様の発作などの喘息となることをいいます。

 

非アトピー型は、成人喘息のなかで約3分の1の患者数がいるとされています。

 

アトピー型のようにハウスダストや食品、動物の毛にアレルギー反応を起こすのではなく、自動車の排ガス、タバコの煙、疲れすぎ、過度のストレス、冷たい空気、気温や湿度の変化、運動、風邪・インフルエンザ、芳香剤の臭いや香水の強い香りなどなど、様々な因子が判明しています。

 

■非アトピー型の患者の過ごし方の一例
非アトピー型の場合、どうも私はタバコの煙に反応するなと分かってくれば、タバコの煙を避けるようにするなど、発作の要因となっているのではないかという要素に近づかないようにすることが、息が苦しくなることを防ぐ手立てとなってきます。

 

今は、駅のホームやレストランなどでは、禁煙と喫煙の場所が明確に分けられているのが当たり前となってきていて、ショッピングセンターには喫煙ルームまでできていますから、タバコの煙に反応してしまう患者さんにとっては、発作の要因を避けやすい環境となっているのではないでしょうか。